取り組み事例
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いい職場づくり・健康経営
社員とその家族を大切にする職場づくり
株式会社宮嶋組

会社概要

所在地 西条市朔日市892
事業内容 プラント建築メンテナンス、一般建築(公共施設・商業施設等)、RC造建築物、住宅建築(注文住宅・リフォーム等)、木造住宅耐震改修
従業員数 20名(2022年4月)

「声を聴く 西条に還す」を心にワンストップサービスを提供する建設業

毎朝のラジオ体操

毎朝8時から屋外でラジオ体操を実施しています。社員からは「筋力がついた」「仕事への切り替えができる」と好評です。
2022年度より雨天であっても木工場でラジオ体操をするようになりました。オリジナルのたすきを作り、前に出てラジオ体操をするリーダーを日替わりで決めています。
次の日のリーダーにたすきを託すことによりコミュニケーションや連帯感の向上にも繋げています。ラジオ体操の時間を累計すると年間13時間にも!

働き方改革の実践

社員のワークライフバランス実現の為、年間休日を増やしました。
また有給休暇の取得率向上のために、計画休暇期間を設け社員に有給休暇取得を促しています。実際に多くの社員がこの期間に有給を取得しており、休みやすい環境を作れています。
また、日給制が多い建築業界では珍しく、技能工の月給制を導入しました。

健康を目指す社員への手厚いサポート

年に1回、健康診断の結果を元に保健師との個別面談を社員全員に行っています。
身体や心の健康だけでなく、1年間の変化や成長についてお話できる場になっています。年末には、健康状態の数値改善や健康づくりに対する努力が見られる社員に対して『健康賞』を授与し、モチベーション維持につなげています。また、社員やその家族のインフルエンザの予防接種費用も助成し、感染症対策のサポートをしています。

取り組みの背景

経営理念「社員とその家族を大切にすること」

「社員とその家族を大切にすること」を企業理念の一つに掲げています。健康に気を付けることは自分の事を大切にすることですが、忙しさに追われるとおろそかになりがちです。業務の中に健康になることを取りいれて、無理なく自然に健康になれる工夫をしていきたいと思っています。

「楽しく働く」をモットーにしたい

「会社は従業員の暮らしを豊かにするために存在する」という会長の信条のもと、自主的にストレスチェックを実施しています。高ストレス者だけでなく、全員に対してカウンセラーによる面談を実施し、社員のメンタルヘルスにも気を配っています。

工夫していること

熱中症予防

夏の作業現場は暑く、熱中症対策にも力を入れています。
例えば、安全会で「○分に1回は5分休憩を取り、適宜、飲水を促す」など注意喚起を行っています。
冷蔵庫にはお茶やスポーツドリンクを常備し自由に飲めるようにしています。また、外の目につきやすいところにWBGT値チェックモニターを設置。
誰でも環境状況を一目で確認できるようにし、従業員自身が熱中症を予防するための行動をとれるようにしています。

健康大会、健康学習会の実施

社員が健康について学習できる場『健康大会』を年に
1回、業務時間内に開催しています。宮嶋組だけでなく、協力業者の方にも参加していただいています。毎年テーマを決めて開催しており、R2年度は食事・水分の取り方について、R3年度は正しいラジオ対応の仕方について講師を招き、見て・聞いて・体験することで学習を深めています

従業員の声

営業 佐伯和佳奈さんの声

最近の宮嶋組でしてよかったなと思う健康経営につながる取り組みは若手対象に自己理解研修を行ってくれたことです。
自分を見つめることは心のメンテナンスにもなります。また同僚と話しながら進める内容だったので、自然と他者理解にもなりました。
仕事へのモチベーションアップに繋がる時間でした。
コミュニケーションを深めることを目的に社員全員が参加するチームビルディング研修も予定しています。
小さい会社なのでジョブローテーションはありません。
だからこそ風通しの役割のような研修を定期的に行っていく方針は、社員にも会社にもプラスになることが多くなるのではないかと感じています。

課題や今後の目標

「宮嶋組に入ったら健康になれる」と言える会社になりたい

健康経営がトレンドで終わることがないよう、
現状に満足せず、引き続き下記のような様々な取り組みに
チャレンジしていきたいと思います。

  • 事務所や詰所をコミュニケーションがとりやすいレイアウトへ
  • 完全週休2日制の導入検討
取材日:2021年9月
取材者:大石
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