取り組み事例 03	いい職場づくり・健康経営コミュニケーションを大切にした風通しの良い職場づくり
	四国積水工業株式会社

会社概要

所在地	西条市氷見乙880
事業内容	各種プラスチック製品の製造販売（住宅建材、産業資材、農業資材など）
従業員数	120名（2022年4月）

積水化学グループ四国唯一の生産拠点

顔をあわせて安全確認

毎日約10人の幹部たちが広い工場内を巡回し、社員の安全や健康管理に気を配っています。30分から1時間かけて工場内の要所に設置されたチェックポイントを確認しながら、社員の様子を実際に見て声をかけ、会話をしています。巡回中の幹部に社員から声がかかることもあり、現場に出向くからこそ拾える声があると実感しています。

スマホアプリで楽しく健康管理

健康サポートアプリを導入しており、食事改善や運動やダイエットにゲーム感覚で楽しく取り組めます。気候の良い時期を選んで２ヶ月間、１日平均8,000歩をめざし歩数を計測する「万歩運動強化月間」の運動にもアプリの歩数計測機能が活用されています。
ちなみにこの万歩運動では目標達成者に健康関連グッズのプレゼントもあり、従業員の積極的な参加を促しています。

社員の心と体の健康維持

定期健康診断の受診はもちろん、受診後のサポートにも力を入れており、受診後、担当保健師との面談が受けられ、二次健診は就業時間内に受診できます。また、毎年ストレスチェックを実施しており、高ストレス者は希望すれば産業医と面談することができます。
職場環境をよくするために、空調の改善に取り組んだり、夏場は熱中症予防にスポーツドリンクや麦茶の提供を、冬場はインフルエンザ予防接種の費用補助を行っています。

取り組みの効果

グループで「健康経営銘柄」「ホワイト500」に認定

グループトップの積水化学工業株式会社は従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる企業として「健康経営銘柄」に認定されました。またグループ全体全ての従業員が心身ともにそして社会的にも良好な状態である Well-Beingであることを目指して活動した結果、四国積水工業を含むグループ30社が「健康経営優良法人2021大規模法人部門（ホワイト500）」に認定されています。

工夫していること

社会貢献と健康づくりの一石二鳥

有志を募り、新町川（神拝地区）で、外来種の水草を駆除、在来水草の再生を目指すという自然学校の活動に参加しています。社会貢献をしながら、体を動かし、仲間や家族とコミュニケーションを取り、心身ともに健康になれる良い機会になっています。

福利厚生と働き方改革

福利厚生倶楽部（リロクラブ）使い放題

レストラン割引、子女の入学祝金、スポーツクラブ割引など、福利厚生の充実を図っています。
～従業員の声～
3ヶ月に1回の割合で福利厚生倶楽部から割引クーポン付きの冊子が配布されます。行きたいお店のクーポンを切り取って、自分のIDを書き込むだけで簡単に使用できるので、いろんなお店のラーメンを食べに行ったりしています。
また、アプリ登録をすると冊子以上のお得な情報が検索でき、食事だけでなく旅行やその他お祝い制度等いろいろな福利厚生情報が閲覧できるのでコロナ収束後はもっと利用したいです。

スキルアップ応援・働きやすい環境づくり

社員のスキルアップの為、通信教育を会社負担で奨励しています。また、業務に必要な資格取得費用は全額会社負担です。難易度の高い資格を取得した場合には、祝金を支給することもあります。また、重量物作業を減らしたり、オートメーション化を推進するなど、働きやすい環境づくりに努めています。そのほか年間休日数が120日と多く、ワークライフバランスを実現しやすい環境です。

従業員の声

みんなで楽しく健康活動

健康促進活動ではスマホアプリだけでなく会社独自のウォーキングイベントもあり１日平均8,000歩以上歩くと健康茶などの賞品も貰えます。賞品を貰うことも楽しみの一つですが、昼休みを利用して従業員同士で会社の周辺を歩くことでコミュニケーションもとれて楽しい健康活動になっています。

課題や今後の目標

健康増進を図るとともに、社員間の交流も深めたい

社員各自様々な取り組みをしていますが、下記のような仲間同士で健康的に体を動かしたり学ぶ機会を設け、社員間交流も充実させていきたいと思っています。

ヨガ教室やソフトバレーなどを再開させたい。
　　　　（費用会社負担／コロナにより現在休止中）
保健センターの出前講座を受講したい。

取材日：2021年10月
取材者：大石