取り組み事例
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いい職場づくり・健康経営
働きながら健康意識を高められる職場
B-shop OCHI株式会社

会社概要

所在地   西条市喜多川316番地1
事業内容 スポーツサイクル・トライアスロンバイクなどの販売、点検、メンテナンス、サイクルイベントの企画・運営など
従業員数 8名

「自転車って楽しいね!」がモットーの
サイクリストに愛される企業

デジタル化でスタッフ、顧客共に満足!

10年ほど前から、顧客情報、経営状況、作業状況など全ての情報を独自のシステムでデジタル化し、全員で共有できるようにしています。
現場では、各スタッフの作業状況を全員が把握できるようになっており、特定のスタッフに作業が集中している場合、スタッフ同士で声をかけあい、作業を分担し効率よく作業をすすめることができます。
このシステムを導入したことで、生産性が向上し、その結果、休日数を増やすことができました。また、お客様への納期を短縮することができ、顧客満足度向上にも繋がっています。

働きながら楽しく健康づくり

お客様向けイベント「サンデーライド」を月に4回開催しており、スタッフはお客様のアテンドを兼ねてサイクリングを楽しんでいます。
直接お客様と接し、生の声を聞くことで、仕事に対する価値観やモチベーションアップにも繋がり、心身ともにリフレッシュする機会になっています。
あまり運動しないスタッフには、カフェや味覚狩りなど立ち寄りスポットを提案してもらったり、緩やかなコースのアテンドをしてもらったりと楽しみながら関わってもらっています。
この「サンデーライド」を通じ、地域の方々と共に、楽しみながら健康を維持しています。

高い定着率を目指して

新しい給与システム導入

年齢と経験から算出される「基礎給」と、資格手当、職務手当、インセンティブ手当から成る「仕事給」。この2つで構成される給与システムを新しく導入しました。
本人の努力が直接給与に反映される為、モチベーション高く業務に励むことができ、各々の努力が顧客満足度をアップさせています。
また、会社指定の資格を取得した場合は、資格手当として給与に上乗せされるだけでなく、資格取得費用の全額を会社が負担しています。

細密なマニュアル

同社では、こまかいオペレーションマニュアルを用意しています。離職率が高かった頃、「スタッフは自分が何をしたら良いかわからず不安を感じているのではないか」、「やるべきことを明確に示せていないことが原因ではないか」と社長が考えたことが背景にあります。社長自身が大枠のマニュアルをつくり、現場スタッフがそれをブラッシュアップしていく流れで細密なマニュアルを作成しました。このマニュアルのおかげで、やるべきことが明確になり、定着に繋がっていると感じています。

信頼関係の構築

密なコミュニケーション

LINE WORKSのトークやスケジュール管理を活用し、スタッフ間の活発なコミュニケーションを図っています。
※LINE WORKS=企業向けクラウド型ビジネスチャット
また、お客様から頂いたお菓子やスタッフが持ち寄ったお菓子を囲んで談笑する時間も、大切な時間です。
スタッフが疲れていそうな時には、社長から「焼肉行こう!」と声がかかったり、一人暮らしの男性スタッフには先輩社員が栄養満点のおかずを持たせてくれたりと、アットホームな職場です。

好きを仕事に

嬉しい従業員価格

スタッフのほとんどは、日頃からサイクリングを楽しむ自転車好きです。
仲間と一緒でも、一人でも、また年齢を重ねても楽しめる自転車。
スタッフは、自転車やグッズを社員割引価格で購入することができ、憧れの自転車で充実した毎日を過ごすことができます。

社長の思い

家業の自転車店の仕事を継承し自転車の魅力を多くの方に伝えたいと活動して参りました。
12年前に法人化し、試行錯誤を繰り返していますが、サッカーワールドカップ日本代表のような、チームが一つの目標に向かって熱意を持って取り組み、お客様は勿論、事業に関わる全ての方がハッピーになれる組織の構築を目指しています。
そのために役割の明確化(組織図)、仕事の明確化(店舗オペレーション)、作業の連携(デジタルツール)、仕事のやりがい(ジョブ型評価システム)等の仕組みを取り入れて運用しています。
これは「顧客満足度」と「労働生産性」を同時に向上させ、私たちのMISSIONである「自転車って楽しいね!」を通じた社会貢献に繋がると考えています。

今後取り組みたいこと

新たなビジネススタイルを構築して私たちの業界で働いてみたいと思ってくれる若者を増やしたいと思います。
それが持続可能な組織であり、お客様に必要とされる会社(サイクルショップ)に繋がると考えています。
取材日:2022年12月
取材者:大石・越智
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